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歯周病・歯周外科治療とは?
お口の中の基礎工事にあたる治療
“歯周外科治療”と聞くと、何か特別な治療・専門的な治療という気がしますが、当院としては口腔内の環境を長く良好に保つための“当たり前の治療”で、イメージされているような特別・専門的な治療ではないと思っています。
お口の中の環境を良好な状態にするために、歯石除去などの歯周病治療を行い、被せ物などの補綴物を長く維持させるために、歯茎を下げたり、骨を少し削ったりするなどの歯周外科治療を行います。
こうしたひと手間をかけることで、患者さんの清掃性が向上したり、歯周ポケットが浅くなったりして、予後が格段に良くなります。
具体的な治療例
歯周外科治療の具体例としては、深い虫歯を治療するために歯茎を下げるなどの治療のほか、当院で日常的に行うのはディスタルウェッジという方法です。
歯列の一番奥の歯(7番)の歯茎というのは分厚くて、歯周ポケットが深いのですが、そこに被せ物を入れようとすると高さが全然足りなくて、脱落しやすくなる場合があります。
そういう時に、歯茎を切開して中を詰める治療を行うことがあり、それがディスタルウェッジで、歯茎を詰めた分、歯周ポケットが浅くなり、歯冠長が取れるようになるのでしっかり被せ物を入れることが可能になります。
特に時間のかかる治療というわけではなく、局所麻酔をして15~20分も治療すれば終わります。
患者さんに合わせて様々な治療プランを提案
患者さんお一人おひとりで口腔内の環境・状態は違いますので、様々な治療プランを提案したうえで、最適な治療を模索していきます。
治療方法は変わっても、目的は同じで、治療効果を高めるために、そして良好な口腔内の環境を維持するために行われます。
どのような治療を行った場合でも、その効果を長持ちさせるには口腔内の環境を整えることが大事です。
その環境づくりのために行われるのが、歯周外科治療なのです。